かつて中国は外国人が行ける場所が限られていた

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40年ほど前の中国は、外国人が行ける場所が限られていた。北朝鮮の様に自由に外出出来ない訳ではないが、プランに無い行動を取ると後から中国側の責任者から責められたものである。

絶対に見せられない物がある訳ではない。見られたくない物があるのだ。それは庶民達の生活や建物だ。部屋が汚いから見られたくないという状況と同じである。

道路は幅が広いものが多く、建物は素っ気無いものばかり。ぼろぼろのレンガでガラスなしの窓の家。料理にも洒落た物は無く、素朴な味かと思いきや、味が無い地味すぎる料理の数々。

例えばデパートは外国人や要人用のものと、庶民用のもので分かれていた。一部の庶民向け市場に入る事は出来たが、デパートは別。高価な物ばかりが売られている華やかなデパートにしか外国人は行けなかった。

しかしホテルを抜け出してその様なデパートに行く事は可能で、監視が徹底されている訳ではない。あくまで緩い監視。因みに、外国人旅行者には外国人用の紙幣が渡された。

ツアーや招待客として行けば、外国人デパート、人民大会堂、万里の長城等の豪華さと偉大さを誇示する場所ばかりまわる事になる。本当の中国を知れるのはバスから眺める車窓だけだ。

現在の中国各都市は近代的なビルや店が増えている。かつての中国を知る中国人達は既に年配者。あの時代の中国を、今の世代にどの様に伝えているのだろうか?

記事: PHOTRIP(フォトリップ)http://photrip-guide.com/

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