【外国人が感じる日本の不思議】挨拶しただけで「日本語お上手ですね」と言われる

aisatsu

私はボビー、日本在住の外国人です。

日本在住外国人が不思議に思うこと。「こんにちは」しか言っていないのに、「日本語お上手ですね」と言われます。これも外国人の日本に対する文句として“あるある”です。

・何かの不満を感じることが多い
「こんにちは」の発音がとても自然だったとか、その一言を判断し、本当に日本語が上手だなと日本人が思ったかもしれません。会話の入り口として、軽く言ってみただけという可能性もあります。しかし、言われた立場の外国人は、何かの不満を感じることが多いのです。

私もこの不満を感じたことがありますし、複数の外国人の友だちから「また言われた」という愚痴を聞きます。よく考えてみたら、この愚痴を言う外国人は全員、日本語がかなり上手な人だけでした。

それをふまえて考えると、自分の日本語が褒められたことが嫌というよりも、「こんにちはしか言ってない」というところが問題点ということがわかります。

・ごますりに思われる恐れも
褒める文化のある西洋人は、褒められたことに対して、プライドを感じたいのかもしれません。自分は頑張って日本語ができるようになったのに、相手がその努力を理解せず、簡単に「お上手」と言っていることが、軽すぎる(または浅すぎる)と感じるのかもしれません。もっといえば、ごますりに思われる恐れもあります。

この問題は日本人の意図が原因じゃなくて、外国人のプライドが原因だと私は思います。そいうえで、次のポイントだけを覚えていただけたらと思います。

・外国人が自分の頑張りが認められた気持ちに
外国人を褒めるとき、「ありがとう」と思えるようなことを褒めてあげたほうが外国人は喜びます。「日本語が上手」と言ってあげたいのであれば、その人は実際に上手かどうかを確かめてから、言ったほうが無難ですし、そうした方が、外国人が自分の頑張りが認められた気持ちになり、喜ぶはずです。

【著者プロフィール】
アメリカ フロリダ出身のボビー・ジュード。福岡県・佐賀県を中心に活動しているローカルタレント。22歳で来日。佐賀県に辿り着き、日本語、日本文化、日本料理にハマり、1~2年の滞在のつもりが現在8年目。

記事: PHOTRIP(フォトリップ)https://photrip-guide.com/
Via: ボビーの公式サイト http://www.bobbyjudo.com/


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